「現代数学入門」はじめに その2

はじめに その2

学校ではまず、算数として数や図形の初歩的なものに小学校で触れ、中学校では算数と呼ばずに数学へと呼び名が変わり、数学の初歩の初歩を中学校で学びます。

学問名としての数学に触れるのは高校になってからだと考えていいです。
高校で、はじめは、二次方程式を学び、其処で一般解である解の公式を使って二次方程式を解けるようになり、また、二次関数、三角関数、指数関数のグラフも描けるようになります。

そして、高校三年生で微分積分を使って、様々な関数の極大、極小を求めたり、グラフの面積を求めたり、また、行列なども学びます。

数学という学問の歴史は、非常に古く、あらゆる学問中でも最も古いものの一つではないかと思われます。

数学は、文明が始まる何千年も前にその萌芽が既に存在していました。

この何千年もの歴史がある数学をこれから『古代の数学』、『中世の数学』、『近代の数学』、『現代の数学』、『コンピュータ・プログラムでの数学』などと区分して語ってゆいきたいと思います。

数学は、現代社会にとは切っても切れない関係にあります。
それは、私たちが望むと望まないとにかかわらずです。
この時代の流れは、だれにも止められません。その象徴がコンピュータの進歩があげられます。

コンピュータの数学は、スイッチのオンとオフによる二進法です。
これは後ほど語りますが、数学がこの世に存在することで、私たちは文明の恩恵を受けています。

その魅力に富んだ数学の世界をこれから語ってゆきたいと思います。

はじめに

古代の数学

中世の数学

近代の数学

現代の数学

現代数学への誘い